Participating groups

旭松食品株式会社の県章
旭松食品株式会社

旭松食品株式会社のSDGsへの取組み

旭松食品株式会社は長野県で高野豆腐、即席みそ汁類、介護食等の製造販売している食品メーカーです。長野県ではSDGs推進企業登録制度を進めています。この制度は、経営方針や「環境・社会・経済」の重点的な取組を目標設定しSDGsの17のゴールと169のターゲットにひも付けた42個の項目について、自社の取り組み内容をセルフチェックしながら進めていくというものです。弊社では、この登録制度を利用しながら活動を進めています。
企業理念である「私たちは、お客様の生活文化の向上と共に歩み、より快適で健康な食生活を追求し日々に新たに前進します。」は、SDGsの目標と目指すところを同じとし、食を通して目標達成に貢献するため、経営者、従業員が共に日々努力を重ね、新たに成長し前進していきます。

持続可能な原料調達への取り組み

GAP認証された原料大豆の調達に取り組んでいます。GAPとはGood(適正な) Agricultural (農業の) Practices(実践)の頭文字をとったもので、日本語では農業生産工程管理と訳されています。具体的には「信頼される農場管理」、「食品安全の確保」、「環境保全の確保」、「作業者の安全確保」、「作業者の人権福祉」、「家畜衛生の確保」、「アニマルウェルフェアへの配慮」に取り組むことになります。
弊社では、FSSC22000と同じGFSI承認認証規格である、GLOBALG.A.P.認証を取得した農場と大豆栽培の契約をし、原料の調達をしています。まず主力商品の高野豆腐原料を、全量GLOBALG.A.P.認証大豆に切り替え、それ以外の大豆加工食品の原料大豆についても、現在切り替えをすすめております。

持続可能な地域循環型社会への取り組み

弊社では地域での大豆栽培を通した持続可能な地域循環型社会の実現に取り組んでいます。農業従事者の高齢化に伴い、耕作放棄地の増加が当地地域でも課題となっております。弊社では空いている農地を借りて大豆の栽培を始めました。さらに、農場で使用する肥料についても、自社で生産することに取り組んでいます。工場の排水処理から発生する汚泥は産業廃棄物に該当するため、旭松バイオセンターを立上げ、工場排水から発生する汚泥を地域で発生する間伐材などの木質原料と混ぜて発酵させ、汚泥発行肥料「旭松ソイバイオソイル」にし、大豆の栽培に利用しています。
高野豆腐の生産からでた汚泥を肥料化し、その肥料を使って大豆を生産し、できた大豆を高野豆腐にする、という大豆の資源循環が可能になると考えています。

農福連携の取り組み

農福連携とは、障がいのある方が農業分野で活躍することを通じ、社会参画を実現し、持続可能な共生社会を生み出す取り組みです。
障がいのある方の就労の場を生み出すだけでなく、農業就業人口の減少や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保にもつながるものです。SDGsの目標「働きがいも経済成長も」の働きがいのある人間らしい仕事の実現や、目標10「人や国の不平等などをなくそう」の障害の状況に関わらず能力が発揮できる包括的社会の実現などにに関係しています。弊社では地域の耕作放棄地を借り、就労支援事業所の皆さんと一緒に、土作り、播種、除草等の作業を行いながら、商品の原料となる南信州産大豆を中心とした農作物を栽培しています。大豆の栽培を通して、様々なSDGsの目標に挑戦しています。

旭松食品株式会社 公式ホームページ
https://www.asahimatsu.co.jp/
旭松食品のこだわり
https://www.asahimatsu.co.jp/mastering.html