「第5回シンポジウム@大阪」 を開催いたしました。
日本みどりのプロジェクト推進協議会主催「第5回シンポジウム@大阪」が11月18日(木)に開催されました。
“日本の自然のショーケースを考える”をテーマに、日本のみどりの将来像やそれを支える日本の森の再生への道筋について、都市と地方がどのような役割で連携を進めていくべきかなど活発な議論が交わされ、実りあるシンポジウムとなりました。
今後とも日本みどりのプロジェクト推進協議会では、
豊かな自然を育む日本を世界に発信するために国・地方自治体・民間企業・団体等とともに幅広い活動を展開してまいります。
- 概 要
- 「2025大阪・関西万博」を契機に日本の命輝くレガシーを引き継ぐ“日本の自然のショーケースを考える”をテーマに第5回シンポジウムを大阪で開催いたしました。
日本が国際競争力を高める視点から日本のみどりの将来像や、それを支える日本の森の再生への道筋について、 都市と地方がどのような役割で連携を進めていくべきか議論を深めました。 - 日 時
- 2024年11月18日(月)13:30~17:30
- 場 所
- 梅田スカイビル36階(スカイルーム1)
- 参加者数
- 109名(会場参加のみ)
1.開会挨拶
日本みどりのプロジェクト推進協議会 会長/長野県知事 阿部 守一(ビデオ出演)
2.開催地挨拶
大阪府知事 吉村 洋文 様
3.ご来賓挨拶
公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会 副事務総長 髙科 淳 様
4.特別協力会員様挨拶
リバー産業株式会社 代表取締役 河 啓一 様
5.基調講演
林野庁長官 青山 豊久 様
6.特別講演
高知県知事/日本みどりのプロジェクト推進協議会 副会長 濵田 省司 様
【 休 憩 】
7.パネルディスカッション-1
【テーマ】
”日本のみどり”を考える~国際競争力・都市間競争力を高める視点から~
【コーディネーター】
(公財)大阪観光局理事長 溝畑 宏
【パネラー】
(一社)うめきたMMO事務局長 兼 三菱地所(株)関西支店グラングリーン大阪室長 神林 祐一
(株)E-DESING 代表取締役 忽那 裕樹
(一社)テラプロジェクト理事長 小林 昭雄
長野県林務部森林づくり推進課 企画幹 井出 政次
8.パネルディスカッション-2
【テーマ】
”日本の森”を支える~将来にわたり持続的な森をつくる視点から~
【コーディネーター】
(株)さとゆめ取締役COO 浅原武志
【パネラー】
林野庁山村振興・緑化推進室長 諏訪 幹夫
谷林業(株)代表取締役 谷 茂則
(株)竹中工務店 経営企画室 広報部 兼 木造木質建築推進本部 専門役 樫村 俊也
高知県林業振興・環境部 副部長 吉本 昌朗
9.閉会挨拶
日本みどりのプロジェクト推進協議会 副会長(兼)事務総長 溝畑 宏
■ 主催者挨拶(ビデオメッセージ):日本みどりのプロジェクト推進協議会 会長 / 長野県知事 阿部 守一
・阿部守一 日本・みどりのプロジェクト推進協議会 会長/長野県知事より「第5回シンポジウム@大阪」参加者ならびに基調講演の青山林野庁長官、
吉村大阪府知事、濵田高知県知事へ御礼を述べられた。
・また、これまでの「日本みどりのプロジェクト推進協議会」や長野県の活動についての紹介や
本協議会が果たす役割について話された。
・最後に、会員の皆様からの一層のご協力、ご支援をお願いされた。
■ 開催地挨拶: 大阪府知事 吉村 洋文
・冒頭、第5回シンポジウムが万博を翌年に控える大阪で開催されることについて謝意を述べられた。
・「グラングリーン大阪」の大阪・のシンボルとしての位置付けに加え、大阪府内の周辺山系のみどりの魅力についてご紹介された。
・最後に、本日のシンポジを通じて万博開催地である大阪と全国各地の様々な交流が生まれ、日本全体で、未来へ受け継がれる魅力的なみどりが創出されるきっかけとなることを期待された。
■ ご来賓挨拶:公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会 副事務総長 髙科 淳
・2025大阪・関西万博の準備状況ならびに最新状況について様々な視点からご説明があった。
・特に、夢洲駅や木質リング、各パビリオン等の整備状況や、大阪府内の公園などから間伐予定の1,500本の木材を移設・植樹する
「静けさの森」、8つのプロデューサーパビリオン、各種イベント等について詳しいご紹介があった。
・最後に、更なる万博の気運醸成への協力をお願いされた。
■ 特別協力会員様挨拶:リバー産業株式会社 代表取締役 河 啓一
・冒頭、青山長官ご来阪への謝辞を述べられた。
・自然の緑を大切にすることは癒し、安らぎにとって大事なもので自然を愛することで自然豊かな緑いっぱいの大阪になり、憩いや安らぎの気持が増えてきて、
少しでも分断や争いが減り、世界平和の実現に貢献できると確信していると期待を述べられた。
・最後に、リバー産業も自然の緑を大切にする会社なので、自然の緑を一本でも多く増やしていきたいとの決意を述べられた。
■ 基調講演:林野庁長官 青山 豊久
・「都市に森をつくる」というテーマでご講演いただいた。
・森林を重視する役割としての地球温暖化の防止や、災害の防止、水源の確保、大気の浄化、生態系の維持等の重要性について述べられた。
・特に、森林が高齢化すると炭素の吸収量が段々落ちてくるので、政策的な間伐や植樹も必要となっている現状を述べられました。
・最後に、都市で木材を利用することが地球温暖化の防止や生物多様性に貢献することを認識して欲しいと述べられた。
■ 特別講演:高知県知事 濵田 省司(日本みどりのプロジェクト推進協議会副会長)
・「森林県高知における林業・木材産業の好循環による地方創生」をテーマにご講演いただいた。
・林業振興の3本柱として「森林資源の再生産」「木材利用の促進」「担い手の育成・確保」について詳細な説明があった。
・また、万博の木質リングの4~5割は、高知県材が使用されているという秘話もお話いただきました。
・最後に、高知県を舞台にした2025年朝ドラ「アンパン」、JPタワーにあるアンテナショップのPRで締め括られた。
ご登壇者全員による記念撮影(吉村知事は公務でご退席)
■ パネルディスカッション-1
【テーマ】
「“日本のみどり”を考える~国際競争力・都市間競争力を高める視点から~」
【コーディネータ】
公益財団法人 大阪観光局理事長 溝畑宏(日本みどりのプロジェクト推進協議会副会長/事務総長)
【パネラー】
(一社)うめきたMMO事務局長<兼>三菱地所(株)関西支店グラングリーン大阪室長 神林 祐一
(株)E-DESIGN 代表取締役 忽那 裕樹
(一社)テラプロジェクト理事長 小林 昭雄
・長野県林務部森林づくり推進課 企画幹 井出 政次
【議論要旨】
「“日本のみどり”を考える~国際競争力・都市間競争力を高める視点~」をテーマに、
変化する世界情勢の中、日本の都市部に求められる緑化や、日本の森の利活用をどう進めるか都市と地方の両面から議論を深めます。
(※ディスカッションの様子は動画をご覧下さい。)
■ パネルディスカッション-2
【テーマ】
「“日本の森”を支える~将来にわたり持続的な森をつくる視点から~」
【コーディネータ】
(株)さとゆめ 取締役COO 長野支社長 浅原 武志
【パネラー】
林野庁山村振興・緑化推進室長 諏訪 幹夫
谷林業(株)代表取締役 谷 茂則
(株)竹中工務店経営企画室 広報部<兼>木造木質建築推進本部 専門役 樫村 俊也
高知県林業振興・環境部 副部長 吉本 昌朗
【議論要旨】
「“日本の森”を支える~将来にわたり持続的な森をつくる視点から~」をテーマに、川上・川中・川下に携わる
各パネラーが日本の森を持続的に維持・管理していく上で新たな観点や課題について議論を深めます。
(※ディスカッションの様子は動画をご覧下さい。)
■ 閉会挨拶
日本みどりのプロジェクト推進協議会副会長/事務総長 溝畑 宏
・冒頭、林野庁青山長官、吉村大阪府知事、濵田高知県知事はじめご登壇、ご参加いただいた皆さまへの御礼があった。
・2019年に日本みどりのプロジェクト推進協議会を立上げ、現在では15府県に入会いただいている。“One Green”“Go Green”“Green Recovery”を軸に森林国家日本から世界に情報を発信して行きたいと決意を述べられた。
・最後に、会員の皆様と一丸となり進めたいと締め括られた。