福井県「令和6年度教育旅行関係者モニターツアー」の活動紹介
今回は、福井県「令和6年度教育旅行関係者モニターツアー」の活動紹介についてご紹介します。
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令和6年10月22日(火)から24日(木)にかけて、「日本みどりのプロジェクト」連携事業として、台湾教育旅行関係者による県内モニターツアーが開催されました。
この取組は、「日本みどりのプロジェクト」の事業の一環として、湧き水や地元の素材を使った食事といった地産地消の地域環境や、学生ガイドによる継続可能な観光業の体制を生み出すことを目的に行われました。
■開催日時 令和6年10月22日(火)から24日(木) 3日間
■開催場所 福井県敦賀市、大野市
■実施主体 福井県観光誘客課、福井県観光連盟
■連携団体 JNTO、日本台湾交流協会、福井市、大野市、敦賀観光協会、
教育旅行ふくい、敦賀高校、奥越明成高校、福井商業高校
■主なプログラム内容
【10/22(火)】
1日目は、東京都内での台湾と東京の教育旅行関係者で意見交換の後、北陸新幹線を利用して敦賀市に来福。
敦賀市の民宿ひがし旅館にて宿泊。
【10/23(水)】
2日目は、敦賀高校への視察および敦賀高校生によるガイドのもと敦賀市内の観光地を視察。
その後、敦賀市の観光事業者と意見交換を行い、福井市へ移動。福井市内の民泊を視察し、2日目の宿泊施設である宝永旅館にて、福井商業高校による県産米の紹介を受ける。
【10/24(木)】
3日目は、大野市の奥越明成高校生によるガイドで大野市内の観光地を視察。
その後、高校生とともに大野市内のレストランにて地元食材を使った料理を楽しみ、今回のモニターツアーを終了。
【事後アンケート】
本モニターツアー終了後、台湾視察団、ガイドを行った高校生および教諭、敦賀市の観光関連事業者を対象に、満足度や改善点等についてのアンケートを行いました。
台湾視察団からの回答によると、「学生によるガイドが非常に素晴らしかった」や「学校での受入、学生による案内が丁寧で、成果も非常に良い」、「今回の活動を通じて、福井県の心のこもったおもてなしと情熱を感じられた」という声が挙がり、高校生のガイドが高い評価となりました。
また、課題点として「比較的アクセスが簡易な、小松空港、大阪、京都、福井、関西国際空港のルートを提案したい」、「民宿や旅館での宿泊は手厚いおもてなしを体感できる一方、荷物の上げ下げの不便さがある」との意見もありました。
ガイド行った高校生からは、「自分から発言する力、周りを見る力・一歩踏み出す勇気が身に付いた」や、「外国人に対して苦手意識があったが、今回のガイドを通して、苦手意識が無くなった」、「地域資源の知識も定着できた機会であり、高校生としては最高レベルの経験値だと思う」という回答がありました。
また、「今回のガイドを通して、ガイド実施前より更に地元への愛着を持つことができたか」という質問に対しては、参加した2校ともに8割以上の生徒が「愛着を持つことができた」と答えました。
今後も引き続きSDGsな学校交流をより多くの機会で国内外にPRしていきたいと思います。
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