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Withコロナ時代に産官学連携のもとで
社会経済モデルの創出と地方創生の推進を目指す

「日本みどりのプロジェクト推進協議会」の
第2回シンポジウムを開催いたしました

日本みどりのプロジェクト推進協議会は、令和3年8月25日(水)本協議会の活動及び環境やSDGs等について理解を深めるとともに、会員相互の交流を促進することを目的とした「第2回日本みどりのプロジェクト推進協議会/シンポジウム」を開催しました。

日 時
令和3年8月25日(水)13:00~16:00
場 所
一般社団法人テラプロジェクトよりオンライン配信
内 容
基調講演、会員代表(企業・自治体)活動事例発表、個別プロジェクト説明会他
時 間
13:00~15:00
参 加
156名(26自治体、30企業、6大学・研究機関団体他)
スケジュール
・開会
(総合司会)
・主催者挨拶
阿部 守一(長野県知事/日本みどりのプロジェクト推進協議会会長)
・主催者挨拶
溝畑 宏(大阪観光局理事長/日本みどりのプロジェクト推進協議会副会長)
・「基調講演」
講師 造園家・ランドスケープアーキテクト
   東京都市大学 特別教授 涌井 雅之 氏
講演テーマ
「NbS(Nature-based Solution)の時代へ~ポストコロナは自然共生文明へ~」
・令和3年度「日本みどりのプロジェクト推進協議会」活動計画説明
山内 絢人(事務局/事業部長)
・発表
株式会社日本旅行 / 鳥取県 / 長野県小谷村
・閉会挨拶
小林 昭雄(テラプロジェクト理事長/事務局次長)

<個別プロジェクト説明会(15:10~16:00)>

・2025大阪・関西万博 プロジェクト
(<公財>大阪観光局)
・Green Recovery プロジェクト
(<一社>ナショナルパークスジャパン)
・National Park プロジェクト
(<一社>ナショナルパークスジャパン)
・Go Green プロジェクト
(<一社>長野県観光機構)
・One Green プロジェクト
(<一社>テラプロジェクト)

▼動画での視聴はこちらから▼

  • 令和3年度活動計画説明・個別プロジェクト発表

  • 会員活動事例発表(株式会社日本旅行・長野県小谷村)

■主催者挨拶 Ⅰ:
阿部 守一(長野県知事/日本みどりのプロジェクト推進協議会会長)

阿部会長は、冒頭でコロナ禍のオンライン開催について触れ、一日も早く直接皆さまとお会いして緑豊かな環境の中でシンポジウムを開催したいと話した。日本の緑の回復、日本が誇る緑の素晴らしさの発信など、多くの皆さんと一緒に取り組んでいきたい、一人ひとりの力が重要であるが社会全体で取り組んでいくことが重要、また、脱炭素社会の実現に向けた未来の課題に対しても積極的にチャレンジしていきたいと語った。

主催者挨拶 Ⅱ:
溝畑 宏(大阪観光局理事長/日本みどりのプロジェクト推進協議会副会長)

溝畑副会長は、本協議会は、オールジャパンで災害に強い、住みよい未来社会を作っていくことを大きなテーマとして、5つのプロジェクトを官民挙げて推進していると話し、コロナで人の動きが制限されるなか、みどりの志向が高まっている。今こそ未来に向けて様々な提案をしていきたい。多くの皆さまに加わって頂き、国民すべての人が我が事のように加わって頂けるような取り組みにしていきたいと語った。

■「基調講演」:
講師 造園家・ランドスケープアーキテクト東京都市大学 特別教授 涌井 雅之 氏
講演テーマ
「NbS(Nature-based Solution)の時代へ~ポストコロナは自然共生文明へ~」

涌井雅之先生は、基調講演の中で、現代は、人口増加、気候変動、食糧危機、真水危機、デジタル化、そしてコロナにより地球と人の心が危ない時代。ポストコロナは、自然をベースにした社会的共通課題の解決の方向へ必ず世の中が動いていくと話し、地域の自然を近未来の資本財として再評価し個性的な都市・地域の創造し、地方経済を縮退させない地力のある地域を作り上げるためにも、日本みどりのプロジェクト推進協議会とともに発展して頂きたいと語った。

■令和3年度「日本みどりのプロジェクト推進協議会」活動計画説明:
山内 絢人(ナショナルパークスジャパン/日本みどりのプロジェクト推進協議会事業部長)

山内事業部長は、本協議会は、ローカルベース、ネイチャーベースとして、地域の皆さまが主体となってさまざま取り組みを進めていく事を大きなコンセプトとしており、国の方針を各自治体が推進する際に地域の個性を大切にした取り組みになるようにサポートしたいと語った。 日本みどりのプロジェクトが推進するプロジェクトは次の5つ。(別添「日本みどりのプロジェクト概要書」)

1.2025大阪・関西万博プロジェクト
2.Green Recovery プロジェクト
3.Go Green プロジェクト
4.One Green プロジェクト
5.National Park プロジェクト

■会員代表(企業・自治体)活動事例発表:
株式会社日本旅行 執行役員地方創生推進 本部長 三好 一弘氏

発表資料はこちら

三好本部長は、活動事例発表の中で、下記、①②の取組について話した。
① 2021年10月実施予定のGo Greenプロジェクトin長野について
→2050カーボンゼロ社会に向けたサスティナブル・ツーリズムとして、SDGs時代に世界に誇る自然や国立公園を有する全国の自治体を対象にサスティナブル・ツーリズムのためのシンポジウムやフィールドワークを行い、地域の活性化と持続可能な社会につなげる取組を5か年計画ですすめ、2025年の万博でPRしたい。
② JR利用商品でカーボンオフセットを行うJRセットプランカーボンゼロについて
→交通機関を使った移動に伴い排出されるCO2の一番少ない交通機関(JR)を利用し、Jクレジットによりオフセットする、商品についての取組を進めたい。

鳥取県生活環境部緑豊かな自然課 課長 平木 尚一郎氏

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平木課長は、活動事例発表の中で、鳥取県の2つの自然公園(①大山隠岐国立公園、②山陰海岸国立公園)の環境保全について話した。
① 大山隠岐国立公園:大山は、昭和40年代の登山ブームにより山頂の植生が衰退、昭和50年代には、裸地化、昭和60年から山頂へ木1本、石1個をもって登る「一木一石運動」をスタートし、令和元年には緑地化された。入山協力金の実証実験を開始している。国立公園満喫プロジェクト平成28年~令和2年に施設整備等の整備を行っており、令和3年も継続する。
② 山陰海岸国立公園:鳥取砂丘のグランドデザインについて、4つのエリア分けを行い、保護・保全(ボランティア・アダプト除草)、イベント(イリュージョン、リアル神経衰弱、ファットバイク)、西側エリアの滞在型観光施設の整備に関するサウンディング型市場調査を行い、日本みどりのプロジェクト推進協議会からもさまざまな助言を頂き、鳥取砂丘に新たな魅力を作っていきたいと語った。

長野県小谷村観光地域振興課 課長 山田 久志氏

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山田課長は、活動事例発表の中で、森を!自然を!未来へつなぐグリーンプロジェクトについて話した。 小谷村は、78%が広葉樹、19%が杉と豊富な森林資源を有する。森林資源の活用として森林セラピー基地の認定を取得し、リラックス効果とストレス解消などの癒しを提供している。また、森林の体感と教育を実践し、森林を利用した工作、山菜やキノコなどの山の幸、川・池等でのカヌー体験、クワガタなど多様な生物との出会いを提供している。将来的にゼロカーボンを目指して、CO2の削減→省エネと再エネ、森林の二酸化炭素吸収量の向上に取り組んでいる。二酸化炭素の吸収率は20年生などの若い木が高いので、日本みどりのプロジェクトを通じて森林再生、新しい若い木を育てていく取組など、環境づくりのさまざまな取組や事業を一緒に考えて実践していきたいと語った。

■閉会挨拶:
小林昭雄(一般社団法人テラプロジェクト理事長/事務局次長)

小林事務局次長は、本シンポジウムには、多くの自治体からの参加があり、自治体主導での産学官連携による新しい取り組みが進んでいくものと感じていると話し、この協議会をいかに進めていくか、会員の皆さまから新しいニーズをお聞きして、特にコト作り、モノ作りを進めていきたいと願っている。そして、来年以降もシンポジウムを通じて多くの皆さまとみどり豊かな社会の実現に向けて取り組んで行きたいと語った。

■個別プロジェクト説明会(15:10~16:00)
1.2025大阪・関西万博プロジェクト事務局(公益財団法人大阪観光局:砂野 智司)

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砂野企画・広報部長(大阪観光局)は、2025大阪・関西万博の基本構造と日本みどりのプロジェクトが果たすべき役割と参加形態等かかわれるポイント、「日本の自然のショーケース」実現プロジェクトについて話し、万博に向けての各都道府県様との連携について、さらに2030年SDGs達成目標,2050年国内ゼロカーボンの達成も見据えての取り組みを一緒に考えていきたいと語った。

2.Green Recovery プロジェクト 事務局(一般社団法人ナショナルパークスジャパン:山内 絢人)

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山内事業部長(ナショナルパークスジャパン)は、Green Recoveryプロジェクトの今年度の取組として、①木材の活用についてのセミナーin 長野(オンライン)、②神戸大学SDGs推進室との連携による地域循環・自然共生フォーラムの概要および木材活用に向けての大きな潮流について話した。

3.National Park プロジェクト 事務局(一般社団法人ナショナルパークスジャパン:山内 絢人)

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山内事業部長(ナショナルパークスジャパン)は、National Parkについて、自然公園の「保護と利用の好循環」に向けた潮流について話し、民間活力の活用により各地方でのニーズに合わせて取組を推進したいと語った。今後の取組について三重県伊勢志摩国立公園エリアでのフィールドワーク・勉強会、新潟県エリアでの勉強会などを予定している。

4.Go Green プロジェクト 事務局(一般社団法人 長野県観光機構:岩本 文成)

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岩本Go Greenプロジェクトリーダー(長野県観光機構)は、ツーリズムを通じた自然環境への理解やカーボンゼロに向けた一人ひとりの行動変容に繋げる活動方針と、みどりの学習旅行のプログラム提案について話し、修学旅行が見直される中、都市圏の学校に対し、SDGsを学ぶ学習プログラムの提案(林業体験等)を行い学習旅行の誘致につなげたい。また、長野県林務部との連携によりみどりを守る就業人口の減少を防ぐための取組の一環としても取り組んでいきたいと語った。

5.One Green プロジェクト 事務局(一般社団法人 テラプロジェクト:峯平 慎哉)

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峯平総務部長(テラプロジェクト)は、One Greenプロジェクトについて、新しいニーズの掘り起こしと産業化につなげるための事例紹介として①みどりでおもてなしをテーマにした都市緑化活動、②みどり(自然)をテーマにした体験型学習旅行について話した。これまでの活動を通じて生まれた都市部でのIoTを活用した植栽管理システムや緑化の評価基準作りなどの新しいニーズを会員様と共有し、産学官連携によるコンソーシアム作りなどを通じて産業活性化に繋げたいと語った。



企業協賛: 京阪園芸株式会社(会場装飾)

2021.09.27

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