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福島県田村市にて「第1回クワガタサミット」を開催いたしました

場 所
福島県田村市
実 施
6月18日・19日 2日間
記 事
溝畑宏Facebookより(大阪観光局理事長、日本みどりのプロジェクト事務総長)

希少価値の高いミヤマクワガタ、銀ヤンマ(トンボ)、ゲンゴロー、背負い虫など多くの昆虫と久しぶりの再会。とても感動、興奮しました!

福島県田村市の「第一回クワガタサミット2022」に参加。
近年、里山の崩壊、乱開発、地球温暖化などにより、食物連鎖の要、生態系を支える昆虫の絶滅機種が激増し、生態系、多様性のバランスが危機的状況にある。
今回のサミットではクワガタなど多種多様な昆虫が住むことができる里山の価値を認識して、生態系、自然を守る循環型社会を作ることを国内外に発信することを目的に開催された。

サミットでは、まず、多種多様な昆虫が住む、全国屈指の豊かな自然を持つ里山の生物調査を実施。
サミットのシンポジウムでは、私がコーディネーターとして、篠原かをりさん(動物作家)、塘忠顕さん(福島大学理工学群共生システム理工学類教授)、飯島和彦さん(むし社代表取締役)、渡邉賢一さん(田村市経営戦略アドバイザー)、吉田淳さん(田村市産業部長)などが参加して
① 昆虫と里山の関係、
② 里山、生態系の保全の推進、
③ 昆虫と日本の社会、文化との関わり
④ 昆虫を活かした観光、食、環境学習、健康、アート、デザイン、音楽(虫の声を用いた)、アニメ、エンターテイメントなど
新たな産業の創出など活発な議論が行われ、これらをまとめて「サミット共同宣言として」発表させていただいた。

福島県田村市は東日本大震災後は原発事故に近いエリアで風評被害などで厳しい状況であった。
人間と自然の営みを大切にしてきた田村市が「昆虫の聖地」として国内外に魅力発信することは、東日本大震災の原発事故で甚大な被害を受け、多くの貴重な生き物の命が失われた福島の復興プロジェクトにふさわしいものであると思う。
このサミットの成果を今後全国各地に広め、生態系、多様性、里山を守るプロジェクトとして世界に発信、拡げていきたい。

今日は多くの大学生、子供の皆様が参加され、未来にむけて里山保全の機運の盛り上げにはとてもいい機会になった。
今年の夏は、是非多くの皆様に感染拡大防止対策を講じながら、昆虫とのふれあい、交流を楽しみながら、里山の価値の認識、里山保全に積極的に関わっていただきたいと思う。

2022.06.22

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