株式会社 番匠
SDGsへの取組み
戦後77年を迎える今日、日本の森林の自然環境の循環が大きく変化しつつあります。株式会社番匠は、日本の伝統技術を基本に、社寺・数寄屋建築・古民家再生・住宅を主に、国産材の活用を促進して林業の活性化を図り、森林の自然環境の循環を基に戻すことにより、CO2を削減し地球温暖化を防ぎ、土砂災害等が起きない森林再生につながるようご協力させて頂きます。そのためにも祖神が残した木の造材技術と木の特徴・癖を理解し、木に学び、木に教わり精進してまいります。
森林の役割を知って国産材を生かす
日本は国土の68%が森林に覆われていて、そのうち40%が人工林です。山を育てる技術と木を活用するための技を祖神が残して下さいました。その技術こそが日本の伝統技術と思っております。しかし今、日本の山が荒れています(戦後植林した木が伐採期にあるにもかかわらず、あまり活用されていない)。森林(人工林)は、植える-育てる-伐る-また植える…のサイクルを繰り返すことで機能を保ちます。森林が荒れると環境の破壊につながります。木は樹齢20年くらいの若木が元気で、CO2をたっぷり溜め込み酸素を造り出しています。そして50年くらいを境に光合成が減少し、吸収と排出の量が同じになり二酸化炭素を減らす役目を終えます。荒れた山(日の射さない地肌)は雨水が表層を流れ、土砂が流失します。手入れの行き届いた山の土壌(下草や落ち葉)は、スポンジのように隙間が沢山ある構造になっており、雨水の浸透能力が高くミネラル等をたっぷりと含んだ地下水となって沢に流れ川となり、飲み水や米を始めとする作物を育て、海へと流れプランクトンを発生し魚を育てています。
150年程前までは建築=木の文化であった
今年は、法隆寺や四天王寺を造った建築の守護神と言われた聖徳太子がお隠れになって1400年回忌に当たります。もう一度日本伝統技術の素晴らしさと、日本の森林に感謝をすべきと思います。この自然の循環をいかなることがあっても、日本産材の需要を促進して林業就労者の活性化を図り、日本の森林の自然環境の循環を基に戻すことを最大の目標と定め、森林を守る=里山を守る=奥山に住む野鳥や動物を守る、そして何より災害の起きないように山を整備して頂き、CO2の削減・地球温暖化をなくすためにも精進してまいります。
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