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SDGs時代に産官学連携のもとで
都市と郊外での体験型学習モデルの推進を目指す

伊賀忍者の里 にん あつまれ!稲のお花見と兵糧丸作り体験教室

 日本みどりのプロジェクト推進協議会の事務局を担う一般社団法人テラプロジェクト(大阪市)は、産・学・官が連携し、健康や植物、食べ物をテーマに新製品の「モノづくり」やイベントなどの「コトづくり」をすすめる活動の一環として都市型と郊外型の体験型学習を提供しています。伊賀(三重県)では、昨年(2020年)の稲刈りに続いて2回目の開催で、古民家を拠点に里山での教育と再生活動を通じて、子ども達が、自然から学び、生きる力を養う学習プログラムを提供していきます。

「稲のお花見と兵糧丸作り」
日 時
令和3年8月1日(日)午後8時30分~午後6時30分
場 所
三重県伊賀市丸柱(Nature Inspired School里山かがく学院)
内 容
関西在住(都市部に住む)小学生を対象に少人数で夏休み自由研究旅行を実施しました。夏休みは、いろいろな生き物、生命力あふれる植物を観察するのに適した時期です。普段食べているお米がどのように出来るのか、稲の花はどのように咲いているのか、伊賀米の生産地を訪れ体感し、さらに忍者の保存食「兵糧丸」作りを体験しました。「稲のお花見と兵糧丸作り」は、参加費の一部が里山保全に活用されるOne Greenプロジェクトの一環です。
参 加
11名(関西在住の小学生)、2名(伊賀の小学生)
ボランティア
5名(在阪中高生)、3名(在阪大人)、3名(丸柱)
講 師
一般社団法人テラプロジェクト 理事長 小林昭雄先生(大阪大学名誉教授)
いがふるさと農協 竹村英明先生
コーディネーター
一般社団法人テラプロジェクト 専務理事 峯平慎哉
ひばりが丘こどもアカデミー 辻本あかね
スケジュール
梅田発→伊賀丸柱着→お話し(植育・お米ができるまで)→稲のお花→お弁当→兵糧丸作り→縁日遊び・スイカ割り→伊賀丸柱発→梅田着
主 催
一般社団法人テラプロジェクト
協 力
丸柱地域まちづくり協議会、いがふるさと農協、甲賀市くすり学習館
取 材
朝日新聞、読売新聞、中日新聞
*独立行政法人国立青少年教育振興機構「こどもゆめ基金助成活動」

<Nature Inspired School里山かがく学院とは>

一般社団法人テラプロジェクトが実施する第一世代大学では、小学校の授業を補完する体験学習プログラムを提供しています。大阪(梅田)での都市型学習プログラムに加え、三重(伊賀)での郊外型学習プログラムでは、農村の空き家対策の一環として整備された古民家を拠点とし、地元の人々と世代を超えた思いをつなぐNature Inspired School里山かがく学院として(里山保全)整備することで、さまざまなSDGsプログラムの提供を予定しています。

 一般社団法人テラプロジェクトでは、都市と地方が連携し、「植育」から「食育」へをコンセプトに、植物を育て、収穫し、分かち合い、食する事を体験型教室として提供しています。子どもたちがさまざまな課題(SDGs)に対し、アプローチから成果までを体験型学習を通じて学び、世代を超えた人々の思いを受け継ぎながら、環境と地域活性に貢献できる未来を担う人材育成のための教育プログラムを提案しています。

「稲のお花見と兵糧丸作り」
大阪・梅田集合→大阪から伊賀へ出発
伊賀市丸柱( Nature Inspired School 里山かがく学院)着
伊賀市農村の空き家利活用(空き家再生等推進事業補助金)事業として整備された里山かがく学院
一般社団法人テラプロジェクト理事長 小林昭雄先生による「植育」のお話し
稲のお花見へ
肉眼では見えにくい小さな稲の花を観察
和ハーブインストラクター 竹中島みちよ先生による兵糧丸作り。協力:甲賀くすり学習館
薬研(やげん)を使用し、いろいろな植物や食材を粉にします。

兵糧丸は、伊賀、甲賀の忍法伝書「老談集」に書かれた材料を参考に、再現しました。いろいろな植物や食材を薬研(やげん)という道具で粉にして、水を入れてこねて、1㎝程に丸めて蒸して作ります。兵糧丸のレシピは家庭により異なるそうですが、高麗人参、桂心、山薬、連肉、もち米、氷砂糖などを用いたレシピは、疲労回復など体が元気になれそうな保存食です。

粉にした食材に水を入れこねて、こねた材料を1㎝程にカットし、丸めます。
丸めた材料を蒸して、兵糧丸の完成です。忍者の知恵って凄い!

自然の風を感じ、夏の匂いを感じ、自然の植物や食材から食を学び、地域の人々の温かさに触れ、カエル、蛇、アブ、トンボなどいろいろな生き物の出会いを満喫した自由研究旅行でした。

詳しい詳細についてはこちらから

2021.08.01

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