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地域づくりニュース Vol.5

日本みどりのプロジェクト推進協議会 会員及び関係者の皆様へ

こんにちは、みどりのプロジェクト推進協議会事務局を構成しているナショナルパークスジャパン代表の山内絢人です。

こちらの記事では、会員の皆様に役立ちそうな地域レベルからグローバルレベルの情報や、みどりのプロジェクトに関する最新の話題を定期的に提供させていただきますのでよろしくお願いします。

<事務局から会員の皆様へ>

【大山隠岐国立公園において、入山協力金の実証事業を実施中!】

今日はまず、鳥取県が「大山山岳環境保全協議会(仮称)準備会」で取り組んでいるホットなニュースをお届けします。

大山隠岐国立公園内にあり中国地方最高峰である大山は、登山者が年間約6万人訪れています。その山岳環境の維持は、これまでは地元の団体やボランティアの協力を得て、主に公費によって行われていました。

主な公費負担先として、山中の避難小屋やトイレ、登山道・木道の維持管理・補修、携帯トイレの運用、植生保護・外来植物除去等があります。

しかし、公費に頼りながらこれらの取組みを行うことは、なかなか難しくなってきています。

このような背景の下、受益者負担制度の本格的な導入を検討するために、大山登山を行う方から任意の大山入山協力金を募る実証事業を開始しました。

具体的には、

①大山の環境を守るために、何にどれくらいの費用がかかるかをしっかり提示した上で、

②登山する方々から500円をご負担いただき、

③それに対しては返礼品も用意しながら、ご負担いただいた資金で大山の環境を守ることを持続可能にしていく

という実証実験が行われています(期間:令和3年6月4日(金)~10月31日(日))。

ぜひ、皆様にも注目していただきたく、ご紹介します。



【みどりのプロジェクトにおける産学連携の実例の紹介】

1. 近畿大学とテラプロジェクトが連携して商品開発。収益の一部を「植育」プログラムに還元


日本みどりのプロジェクト推進協議会事務局が行っている、二つの産学連携の実例をご紹介します。

日本みどりのプロジェクト推進協議会の目指す5本柱の一つ、One Green プロジェクトでは、QOL向上のため、身近にみどりを感じられる環境づくりを目指し、「みどり」素材を活用し、産学連携による商品開発をはじめ、様々なプロジェクトを実践しています。

そしてこの度、日本みどりのプロジェクト推進協議会事務局を担う一般社団法人テラプロジェクトは、カラダに優しいクッキー「GOJIAI」を、「マクアケ」においてオンライン先行発売しました。

この 「GOJIAI」は、テラプロジェクトと、近畿大学が展開する「GREEN SWEETS LAB」と、ケーキ工房フローレンス(大阪市住吉区)との産学連携共同開発商品です。

「GOZIAI」は、100%米粉で作ったグルテンフリークッキー。そして売上の一部は、テラプロジェクトが推進する「One Green プロジェクト」において、都市のみどり化「植育」プログラムの活動に役立てられるSDGs商品です。

本商品は、一般社団法人テラプロジェクトが、産学連携による社会貢献型商品開発から販売支援まで総合プロデュースしました。

日本みどりのプロジェクト推進協議会、One Greenプロジェクトでは、引き続き新たなSDGs商品を企業や大学、自治体等と共同開発を推進していきます。 SDGs商品開発に関しましてはお気軽にご相談下さい。


2.神戸大学SDGs推進室において、「地域循環・自然共生社会推進プロジェクト」が新設

神戸大学SDGs推進室において、地域循環・自然共生社会推進プロジェクトが新設され、プロジェクトリーダーに神戸大学特定プロジェクト研究員の山内絢人が就任いたしました。

地域循環・自然共生社会推進プロジェクトにおいて、神戸大学内の関連する研究室と日本みどりのプロジェクト推進協議会会員、自治体・企業との間で、脱炭素・地域循環・自然共生社会実現に資する分野の大学研究の社会実装・産官学連携事業を組成・推進してまいります。
今年度、産学連携を促すためのオンラインフォーラムを予定していますのでまたご案内させていただきます。木質化・グリーンインフラ・国立国定公園・みどりの観光コンテンツ開発をはじめとする産学連携での事業開発にご関心がある皆様は、事務局のナショナルパークスジャパンまでご連絡ください。

以上のように、日本みどりのプロジェクト推進協議会は、産学連携の事案も着実に進めているところです。ご関心をお持ちの会員の皆様におかれては、ぜひ事務局までご相談ください。

■事務局からのお知らせ(編集後記)

 もう、関東では夏日を超える気温も記録しています。今年の夏も、ここ数年のように天候が不安定なことは、まず、間違い無いでしょう。  改めて自然と向き合い、私たちが何をするべきなのか、何ができるのかを考え、我々自身はもとより、将来世代のための行動を起こしていきたいですね。

 今後も、みどりのプロジェクトにかかる情報をご紹介して参りますので、皆様におかれては、本協議会の場をご活用いただき、闊達な意見交換や事業開発を行ってくだされば幸いです。


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<発行>
日本みどりのプロジェクト推進協議会事務局
https://midori-project.jp/
お問い合わせ(一般社団法人 テラプロジェクト)
TEL: 06-6317-3407
MAIL: in...@midori-project.jp
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2021.05.24

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